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第二話 壊れてゆくこの日常の中で(個別ヘッドライン 玉-2

昼ドラも真っ青のドロドロ茶番劇

行灯亭主の無責任

父「佐藤さん、一人の子供の、父としてお願いします。少しだけ、この哀れな少女と話をさせてください。」

佐藤さんも、心情的には理解できるのか、泣き喚くお母さんを連れて部屋を出ます。

父さん

「お前も母さんも悪くない…。ただ、母さんはあまりに神を愛しすぎている。悲しいけれど、誰よりも神の事を…お前よりも、父さんよりもね…。
母さんの事は父さんに任せて、暫くは家に寄り付かないようにしてくれ。思いつめた母さんが、何をするか分からない…。」

そういうと、父さんは現金1万円と名刺を2枚渡してくれます。

「教会の庇護を離れた以上、お前に恨みを持つヤツがお前を狙ってくるかもしれない。
残念だが、父さんにはお前を守ってやる力も無いし、仮に出来るとしても、教会の敵に力を貸すことなど、母さんが許してくれない。」

「その名刺は、以前会社で、事故物件の処理の時世話になったところだけど、お前のような悪魔使いにも馴染みのある人だ。納戸悟…。
父さんの会社の名刺を見れば、悪くはしないはずだよ。」

※家を飛び出した場合も父が追いかけてきて渡してくれます。

堺不動産事務所

昨日の今日なのにピンピンしている納戸さんです。

先客がいるようですが、優先して応対してくれます。

「それはそれは大変だったね…。
他ならぬメイクシフト社支店長の紹介とあれば、力になるよ。
何より、クズノハとしては人材確保できると…(ゴホンゴホン」

弱みを握っていやらしい事するつもりねエロ漫画みたいに!

「支援組織から宝玉を送ってもらってね。
”1日に二個も宝玉を使うなんて、大阪支部堺営業所は随分と大きな仕事を抱えていらっしゃるんすね”と嫌味言われたよ。」

嫌味を言った場合、「誰かさんの治療に使わなければ、あの時僕はあの男を取り逃がしはしなかったけどね♪」と、爽やかに嫌味で返されます

とりあえず、若い身空でネットカフェ暮らしも酷だろう。 良い物件があるから、紹介しよう。 敷金は負けてあげる。家賃代わりに、僕の副業の手伝いをしてくれたら助かるな。

弱みを握っていやらしい事するつもりねエロ漫画みたいに!

「キミは存在自体が弱みの塊だよ。胸に手を当てて己の行動を省みるんだ。キミの仕事のやり方は、あまりに敵を作りすぎる。
昨日の森永月子さんのように、徹底的に恐怖を与えるならまだしも、蔑み嘲りいびり倒すだけでは反抗心を育てるだけだよ。

キミの所属していた、メシア教系団体”恭順の会”は大阪都政にすら影響を及ぼす組織力を持っている。

後ろ盾を無くしたキミを、恨んでるやつらが指加えてみてるかな?

※交渉決裂の場合

即効でチンピラに絡まれる。

「よぉ、信心深いお前の元お仲間が教えてくれたぜ。

お前、破門されたんだってな。教会が無けりゃ、テメェなんてただのガキなんだよ」

悪魔召喚を試みると、”実行権限がありません”と表示されてしまう。

ケルベロスをけしかけた場合は、納戸さんが身をもってチンピラを庇う。
「立場を考えろ!ただのケンカで、悪魔の力を用いて、あまつさえ殺そうとするなんて論外だ!」

納戸さんはチンピラに向き直ると、「お前達も下らない意地の張り合いで命を粗末にするんじゃない。このコは何するか分からんぞ!
知り合い連中にも伝えておけ。 この黒石玉は、たった今からこのクズノハ大阪支部堺営業所所長代行、納戸悟の保護下にある。
今後このコに手を出すことは、クズノハへの敵対行動とみなす!!」(キリッ

啖呵をきった納戸さんに気圧され、チンピラは退散しました。

薄幸の美少女、黒石玉。今の君には、運命に抗うすべは無い。

住処ゲットだぜ!!

そでで待っていた先客の男が自己紹介してくれます。

「はじめますて。私、情報屋やっとりますシロウいうものです。
納戸さんの命で、あれこれ調べてるんですけど、タマさん。
あんた大変だね。あんたの使ってたCOMP、あれ教会の支給品なんよ。
だから、破門されたあんたじゃ使えない。組織に属してたサマナーの宿命みたいなもんよ」

「納戸さんがほったらかしにしてるCOMP、あれ確かまだあったべ。
あれにデータ移したら、あんたもサマナーとして復活できるで。」

塩漬けにしてるよりかはマシだな。と、納戸さんは心よく貸してくれます。

ガラケー型COMPを手に入れた。

「じゃ、行こうか。キミの新居に。」

市営地下鉄谷町線「千林大宮駅」から徒歩5分の瀟洒なマンションを紹介される。
「最低限の家具は揃ってるから、すぐにでも入れるよ。」

※学校で「幽霊マンション」として噂になっている物件です。

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