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第二話 壊れてゆくこの日常の中で(エコービル3階)

「長らくこの世界で生きてきたけど、こんな珍妙な戦闘は始めてだよ」

PC達に追いついた納戸さん。

笑顔ですけど、ちょっと怖いです。

「けど、それもある種の才能かもしれないなぁ。三門くん、君の持つ悪魔召喚プログラムは、単に悪魔を呼び出すだけじゃない。悪魔を仲魔にし、使役することも出来るし、無駄な戦闘を避ける事も出来る。 さっきカブソをてなづける寸前までいったセンスをもってすれば、お母さんを助けるための戦力を増やせるはずさ。」

「タマ、やっぱりノートパソコンだと不便そうだね。このミッションが終わったら、君の望むデザインで最新のCOMPを用意するよ。」

悪魔に襲われた教徒が会話を求めてくる

「ありがとう、助かったよ…。私の名は田代一。見てのとおりのメシア教徒さ。
さすが、黒石玉が行動を共にしているだけのことはあるね。私たちが敵う相手ではなかった…。
けど、そんな貴方方に対抗するために仲間はムナカタ神父を呼びに行ってしまった。」

「神父はこのスラムの教会に赴任の挨拶に伺っている所だから、10分としないうちにここに踏み込むだろう。
いくら貴方方が強くても、神父には敵わないと思う。
普段は温厚な神父で通っているが、彼こそ教団「恭順の会」の最強戦力ザイン・宗像 晴久。
現代科学の粋を集めて強化された身体能力は人間の限界を超えている。
高名な悪魔使い集団クズノハですら、その力の前には敗れ去った。
懲罰代行者としての彼は、神の敵ならその縁者までも等しく罰する方だ。まずいことに、このビルは異界化している…。
人の法の届かぬ地なら確実に殺しにかかる。
玉を庇った以上、貴方方全てが、神父にとっては等しく神の敵なのだから…。」

教会の意向としては、世俗と対立するだけでは神の恩寵を全ての人類に与えるという使命を果たすことは出来ないので、表立って狩る事は無い。
神父といえど、懲罰代行者として全権委任された時以外なら、基本的にはその社会でのルールに従うよう求められています。
異界は人の世とは違うからオールオーケー!って理屈らしい。

明石清水高校同窓会 清湧会

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