第二話 壊れてゆくこの日常の中で(3階　そして収束)

3階は本格的に異界化していて、無駄に広くなっています。
いたるところにマネキンの残骸が転がっています。

上の階への階段は真正面にあるが、うつむいた半透明な少女が通せんぼしている。

人形が壊れてしまって泣いている。

無理やり通ろうとした場合は、ゴーストと戦闘。
倒すとそのときの断末魔で、自分のトラウマを穿り返されMPに2D6ダメージ（加護チェックに成功していたら1D3で済む位のトラウマを思い出すだけで済む）。

そして少女は復活。
※倒すたびにワンランク上がります
（レギオンには流石に勝てないだろうから、戦闘の度パーティー内の誰かが、直感か加護、または知力で判定して「次殺すとヤバイ」と気付ける）

右手、左足、髪の毛を集めて持ってくると、
人形が直り少女は喜ぶが、ひとしきり喜んだ後、自ら人形をズタボロにしてしまう。
「これでもう誰にも壊させない」
10歳かそこらの少女はそういって顔を上げますが、その顔はシドウ ワカナでした。
少女は消え、上に上がれます。

カツラ
「最近のゲームはグラフィック偏重でゲームとしての面白さが無くなってるぜー」
ゲーム好きの子供悪魔は、月子が買ったゲーム100個入ってる怪しげなファミコンカセットと物々交換に応じてくれる。
実力行使した場合はカオス＋１　ダーク＋１

右手
マネキンをばらばらにしているコープス×３
様子見てると、マネキンが全部バラバラになると、互いにバラバラにし合って1匹までに減る。

左足
ダンボールに入っている。
（同じ部屋にいる悪魔と戦闘）

４階に昇ると、セエレさん登場。
これまでの戦闘で放出された生体マグネタイトを吸収し、レベルアップ。
「これで私はスーパーセエレ！」

数の暴力で負けるに一票（´・ω・｀）
倒した相手が男の場合はライバル認定
女の場合は「運命の恋人」認定。ストーカー()になります。

「もう一度、優しかったあの頃のワカナたんに戻ってくれ！ほら、お医者さんごっこして遊んでたのがばれそうになったときも、
君は上手く誤魔化して僕を庇ってくれたじゃないか！」

田代の説得で心揺らいでいるワカナだが、PC達が入ってきて気がそれた田代の不意をつき昏倒させる。
「いい気味よ、変態ペド野郎」
ヘアリージャックが田代を食おうとしますが、ワカナはそれを制止します。

「こんな不味そうなおっさんより、活きの良いエサが来てくれたわよ」

下の回ですごい轟音。
「面倒な人も着ちゃったみたいだし、さっさと片付けるわ。ヘアリージャック！ヌエ！！」
戦闘に突入。

倒すと、ワカナの全身から黒い霧のようなものが噴出し、彼女は昏倒します。
直感か魔力で判定。
ファンブルでない限り成功する。
成功すると「取り付いていた悪魔」とかそういったものではなく、もっとどす黒い何か、
敢えて言葉にするなら「死のイメージそのもの」だと感じます。

神父「祝福無き穢れた彼の地から生じたそれが、お前を苛ませて（さいなませて）いた影の正体か…。」

神父「フン！異教徒共に輪が教団の恥をさらす羽目になるとは…気に入らんが、状況は更に気に入らんな…。」

爆音を立ててヘリが飛んできます。

ビルの天窓をブチ破って仮面を被った人影が３つ現れます。

悪の３馬鹿登場。
全力で買いかぶってきます。

10年前の地下街水没事件にタカラと神父が巻き込まれていることを知っている三馬鹿。

３馬鹿の退場とともに異界化が解ける。

気を取り直してPCを殺しにかかる神父だが、いきなり携帯を取り出す。（無音だよ）

「なんだ？クミコか。…そうか、ならば…そうだな。止むをえんか…。」

携帯を切る神父。

「神罰代行者たるこの俺が、おつかい とはな。命拾いしたな悪魔使い共」

（田中がアメノサカホコの刃を入手したという情報を得た三神官が田中を狙っていると知らされたので、それを阻止しアメノサカホコを得るべく動いた）

下から複数人の足音がします。
月子の師匠が手配した偽警官たちが踏み込んできます。

「帰るぞ田代。異界化は解けた。主の法は絶対なれど、主が人に法を定める事をお許しになっている以上、人の法も尊重すべし―不本意ながら教団の意向だ。」

警察官たちは月子に、「手配犯確保にご協力、ありがとうございます！」と敬礼し、ワカナを確保します。
（複線忘れられている可能性が高いので、開始前におさらいしておくこと。）

「え？うそ？」鳩が豆鉄砲喰らったような顔した納戸さん。
みんなを巻き込んでまで国家権力とやりあうわけにもいかないので指くわえて見ているしか出来ないようです。

「任務失敗かぁ、こりゃ経費落ちないだろうなぁ…。でも、まぁ一番大事な目的は果たせた。」

母親は薬物で眠らされていたため、攫われた記憶はあいまい。

病院に連れて行った場合は「過労で倒れて担ぎ込まれた」という事にして誤魔化せる。
意識を失っている間の時間認識なんてあいまいだから。